ダンナイノウエ、なかなかこちらに投稿しないので、
硝子企画舎ブログから引っ張ってきました。
こんな事夫婦で話すんです、いやでしょ。
↓
今日は休業日。
子連れでいくつかのギャラリーを廻ったあと、某大型ショッピングモールに。
ここの大型書店は結構専門書が充実しています。
美術関連の一角は、、
日本美術、西洋美術、、充実してます。
写真集、、充実してます。
デザイン、、、驚くほどの充実ぶりです。
工芸、、、あれ??
例えば、日本美術だと、室町、鎌倉の仏教美術〜近現代の作家にいたるまで沢山の画集や全集がならんでいます。
「現代美術入門」的なもの、美術批評や論評なども切り口を変えて「現在」を教えてくれています。
写真集は、現役アイドルグラビアものから、写真家の作品集までかなりの量です。
デザインのコーナーなんておそらくほとんどが、「ここ数年」で発行された書籍ではないでしょうか?
ハウツー&マニュアルものはもちろん、「デザイナー」著書の多いこと、多いこと。
プロダクト、グラフィック、、、聞いた名前が並んでいます。
それらは、「今」と「これから」を強く語っています。 そして「経済」を強く意識しています。
対して、工芸は?
すっからかんです。
あるのは、「むかしのもの」「ふるいもの」ばっかり。(それが悪いと言ってるのではないです)
「やきものハウツー」ムック本はありますが、「現在の工芸」を伺い知るものはほぼ皆無です。
せいぜいが「現代作家の日常のウツワ」の類いです。
多くの美術大学に「工芸学科」があり、私も過去ソコで学び、現在ソコで教えています。
ソコでやっていること、ソコの流れでものづくりしている人たちの「現在」が一般にはほとんど紹介されていません。
認識されていないということです。
美術大学の工芸学科で学生たちが取り組んでいるのは「日常のウツワ」ばっかりじゃ無いんです。
ものづくりを志す人間が、美術やデザインを知ること、学ぶこと。 ー大切なことです。
でも、工芸を学ぶ学生たちの描く自分の将来のイメージが「美術」や「デザイン」にしかないとしたら、、。
デザインの切り口、美術の目線。
われわれの仕事の価値基準はそれだけでは無い筈です。
素材の持つ魅力、手仕事の意義、伝統と向き合う姿勢、技術の可能性、継続のちから、、、、。
それらを誰よりも知っているものづくりが「工芸」です。
プロダクトデザインに従属するものではない
現代美術を追従するものでもない
ちょっとお気軽な「クラフト」という言葉ではなく、「工芸」のあり方を立てたい・・。
先日紹介した、田嶋さんと笹井さんの仕事はまぎれもなく「工芸」の一断面です。
私自身も微力ながらその一端を担って来たと自認しています。
やはり声に出そう。たとえ一人の声が小さくて届かないものでも。
そして、その声に責任を持てるような自分自身でありたい。